ARTICLE

火天 〜仙人道1〜

この世に生まれ生きるからには、命あるうちに少しでも多く神々と交流し意識を上昇させることがこの世に生まれたご縁を全うする道となります。今日のテーマは「火天〜かてん」です。

火天は十二天(帝釈天・火天・焔魔天・羅刹天・水天・風天・毘沙門天・伊舎那天・梵天・地天・日天・月天)のうちの南東を守護する神のひとりです。火神にや仙人のでは主なる存在です。仏教界では、修行する仙人の姿となります。手は2〜4本あるものや瓶を持っていたり三角印を持ち杖と数珠を持っています。身体の周りには不動明王のような炎をまとっています。

梵名はアグニといいインドの神インンドラ・ソーマとともにヴェーダ三神とされています。日常生活でも欠かせない「火」は宇宙のなかでも偉大なパワーを持ったものです。アグニはこのパワーを私たちにその存在を明確にするために神格化したものです。

火中に投じた供物を神のもとに運んでくれる火天は、天上の神々と地上の神々を結ぶ使者と言われています。元々ヒンドゥー教の神であり仏教界に取り入れられて煩悩を焼き尽くす親しみある神として信仰を集めています。

火は、仙人にとって修行上も大変重要な存在です。瞑想には蝋燭を使います。密教系の宗派で行う護摩焚きには火は欠かせません。密教では火を内なるイメージトレーニングに使うと言います。この行が達成されると冬山で裸になっても身体から湯気が立ち上るほど身体が熱くすることが出来るという事です。

ヨガの行でも、火をイメージする瞑想を身体のある部分に集中して行うことで超人力が得られるということです。

仙人のボス格にあたる火天は竜仙にとってもたいへん重要な存在として位置づけております。

 

 

 

 

火天

宝蔵寺収蔵十二天画像